2011年6月6日月曜日

独学でデッサンを学ぶ

以前紹介したようにデッサンや絵画を学ぶにはいくつか方法が考えられます。
①絵画教室・予備校に通う(大人数)
②先生・講師に来てもらう(個人)
③独学で学ぶ(個人)

どの方法が一番良いかは学ぶ人・目的によっても違ってくると思います。
今回は独学で学ぶために不可欠であろう教科書についてです。大きめの本屋さんに行けば大抵は見つかると思いますがその意外と多い種類に驚かされます。
特にここ数年で漫画の描き方の本がものすごく増えた印象があります。意外と思われがちなのが、「デッサンが描ける人はイラストや漫画・似顔絵も上手」ということです。確かに上手な人もいますが、目の前の情景やモチーフ、空間を描くことと自分で頭の中でキャラクターをデザイン・編集して描くことは必ずしも同等のものではありません。もちろん両方上手な方もいます。話を戻しますね。

実際どんなデッサン本が出ているのかいくつか載せておきます。

王道のデッサン本。基本的なデッサンの描き方やモノ・質感の描き分け方やそのコツが多数の写真と共に掲載されています。鉛筆の種類やその役割、練ゴムの使い方なども掲載されているので初めての方でも「頑張ってみよう」という気持ちにさせてくれそうです。


私個人の意見としては静物画も人物画も描き方や使う脳は同じように感じますが、こういった人物に特化した本も出版されています。
独学で人物画を学ぶ場合は、モデルさんを雇うか自画像を描くことになります。教室に通う場合はモデルさんが教室に来てくれ、裸婦や着衣でポーズをとってくれます。家庭教師でも生徒さんが数人いれば交代でモデルをしたり、先生がモデルになったりします。モデルといっても立っている・本を読む。などとても簡単なポーズをとります、勿論着衣です。


一味変わったデッサン本も出版されています。動物の描き方本。これは動物園に行けば独学でも描くことはできますが、実際じっとポーズをとっていてくれるわけではないので、このような本が役に立ちそうです。

こちらが最近増えた漫画・キャラクターを描くためのデッサン本。このようにさまざまな種類のデッサン本が出版されています。

独学で絵画・デッサンを始めるには「影の描き方が難しいがどうしたらよいか」など質問が直接できないことがデメリットですが自分に合った教科書・デッサン本をを見つけられれば1人でも、静かにマイペースに絵画・デッサンを楽しめそうです。数回に1回は教室に参加してみたり家庭教師に来てもらったりと環境を変えてみるのも有効に思います。


→「どんな方法で絵を学びますか?」
→「独学でデッサンを学ぶ②
→「独学でデッサンを学ぶ③



美術の家庭教師

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